はじめに
今回おすすめする本はアンドリュー・O・スミスさんが著者で、桜田直美さんが訳者である「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」になります。
最近紹介した「お金の大学」に続く、お金シリーズの本です。
「お金の大学」という本の紹介はこちらになります。

自分がこの本を手に取った理由はタイトルに惹かれたからです。
両@リベ大学長の著書「お金の大学」を読んだ後に、お金の知識はとても役立つので、学校教育で教えてほしいなと思っていました。
そんな時に、「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」というタイトルを目にしたのです。
アメリカの高校生はどのようなことを学んでいるのだろうと疑問に思い、購入しました。
この本を読んで、「お金の大学」という本をより詳しく解説してあるなと感じました。
「お金の大学」を読んだ後に、この本を読むとより理解が深まるでしょう。
結論
本書の結論は以下の3つです。
- 借金、手数料、利息に気をつけろ
- 自分の価値観を見つめ、計画を立てよう
- 比較をして、相場を確認しよう
それでは順番に解説します。
借金、手数料、利息に気をつけろ
皆さんは借金、手数料、利息について、真剣に考えたことがあるでしょうか。
借金や利息があるおかげで、生活が豊かになっているのは事実です。
しかし、使い方に気をつけないと痛い目にあうと筆者はいいます。
例えば、学資ローンです。
学資ローンとは、教育費などを払うためにお金を借りる仕組みです。
なぜ、学資ローンに注意しなければならないかというと、金利が高いからです。
そのため、学資ローンは最後の手段としてとておくのが良いでしょう。
また、車をローンで購入している人は注意です。
車は贅沢品なので一括現金で購入できるようになるまで、中古車や公共交通機関を利用しましょう。
借金をすると、利息を取られてしまうからです。
これについては最初驚きましたが、「お金の大学」に書いてあったことと共通しているようにおもいます。
手数料については、証券口座を開設するするときに気をつけましょう。
この本では、破産制度についても解説されています。
破産とは、人生をリセットできるとても良い制度です。
しかし、破産を使うことで信用情報に傷がつくなどのデメリットもあります。
そのため、破産制度を使う前に債権者と交渉するようにしましょう。
債権者も破産を使われてお金が返ってこないよりは、しっかりお金を返してもらったほうが良いので条件を変更してくれるかもしれません。
債権者にまずは相談するほうが良いのです。
借金を複数でしている人は一本化するようにしましょう。
なぜなら、利息が多く発生してしまうからです。
1つにまとめることで、利息が安くなるのです。
自分を価値観を見つめ、計画を立てよう
お金に関して、計画を立てる際に重要なことは「長期」で物事を考えるということです。
子育てはとてもたくさんのお金がかかります。
老後についてもどれだけのお金があれば生活できるのかを考えておくことはとても大切でしょう。
未来に何が起こるかわかりませんがイメージだけでも考えておくことで安心することができるのです。
また、職業を選択する時に重要なのは自分の価値観に合った業界を選ぶことです。
転職する際に、業界が違うと自分が積み上げてきたスキルを活用することができません。
自分の価値観に合った業界を選んでおくと、転職をしたとしてもこれまでに積み上げてきたスキルを活用することができるのです。
また、投資に関しては「ドルコスト平均法」でインデックスファンドに投資することを本書ではお勧めしてありました。
『お金の大学』や『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』と共通している部分です。 ^_^

比較して、相場を確認しよう
物事を考える時に、比較することはとても大切です。
世の中には「ピラミッドスキーム」という詐欺手法が存在します。
詳しくは割愛しますが、このような詐欺に対しては相場を知ることで防ぐことができます。
比較することの重要性は『ファクトフルネス』という本でも紹介されていました。

比較する癖をつけていきましょう。
比較することは転職をする時にも有効です。
今いる会社と、他の会社の待遇を比べることで自分の”人的資本”を高めていくことができるのです。
他と比較することによって、自分をどんどんアップデートしていきましょう。
さいごに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
最近はお金に興味があり、お金に関する本をたくさん読んでいます。
この本では上に紹介したことのほかに、会社の仕組みに関することや、契約・裁判の流れなども解説されています。
お金について勉強したい!という方は是非手に取ってみてください。
最後に自分がドラゴン桜を見て印象に残った名言を紹介して終わります。

自分の信じる道をいけ!
【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】
当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。
書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。
また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。
しかし、万が一行き届かない点があり、記事の削除を望む所有者様がいましたら、お手数ですが、
・Twitter DM:
https://twetter.com/potetodokusyo
・メール:
all.roads.lead.to.rome.shin@gmail.com
までご連絡いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いします。
※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。
コメント